武蔵野市の郷土行政資料

郷土行政資料について

郷土行政資料とは、地域の歴史、地理、文化、行政、経済、自然など各分野の出版物と自治体の刊行物を指します。武蔵野市立図書館では、一般書籍、ガイドブック、統計、地図、雑誌など、様々な種類の資料を収集しています。中央図書館3階の参考資料室には、郷土行政資料コーナーがあり、武蔵野市を中心に近隣の市区や東京都などに関する資料を収集しています。また、吉祥寺図書館、武蔵野プレイスにも、郷土行政資料コーナーがあり、武蔵野市の基本的な資料を中心に所蔵しています。

武蔵野市について調べるときは郷土行政資料が便利です。 ほとんどの資料が貸出やコピーができますのでどうぞご利用ください。

※ 貴重な資料、劣化の進んだ資料など貸出やコピーができない資料もあります。

市政資料コーナー

市役所西棟7階には、市政資料コーナーがあります。

市が発行した資料、刊行物、報告書を初め、都や国の刊行物、法規、辞典、官報など各種資料をどなたでも自由に閲覧できます。有償刊行物の販売や資料の頒布、コピーサービスなども行っています。

市史編纂

昭和37年に武蔵野市史編纂委員会が発足し、昭和40年に「武蔵野市史資料編」、昭和43年に「武蔵野市史続資料編一」、昭和45年に「武蔵野市史」を刊行しました。その後、委員会は解散しましたが、図書館内に置かれた「市史編纂室」で引き続き資料整理が行われ、専門家への委託により、「続資料編」の刊行が継続されました。これらの刊行物は、図書館資料として広く一般利用に供するほか、有償刊行物として、各図書館、市役所7階市政資料コーナーで提供しています。

有償刊行物一覧

平成24年7月

書名 著者・編纂者 価格 主な紹介
『武蔵野市 上巻』 成蹊大学政治経済学部 2,200 成蹊大学政治経済学部が、主体となり、実態・分析した武蔵野市総合社会調査を基礎に編集した、3巻からなる。行財政等の現状に重点をおく武蔵野政治史の性格が濃い。
『武蔵野市 中巻』 成蹊大学政治経済学部 2,200
『武蔵野市 下巻』 成蹊大学政治経済学部 2,200
『武蔵野市史』 武蔵野市史編纂委員会編 4,700 体系的にまとめられた本格市史。原始・古代~近現代史を有形・無形の資料をもとに記述している。地形学・民俗学に重点をおいている。
『武蔵野市史 資料編』 武蔵野市史編纂委員会編 2,200 武蔵野市史編賛過程で発見された資料(有形・無形)を活用するため編集された。時代区分(古代・中世・近世・近代)に大別され、金石文・古文書・遺跡発掘調査が収められている。
『武蔵野市史 続資料編一』 武蔵野市史編纂委員会編 1,000 桜堤の平野家所蔵「萬日記控帳」を研究分析したもの。明治初年の村政、社会事情を知るのに最適の書である。また、明治2年の御門訴事件関係の資料、民俗中佐報告を収めている。
『武蔵野市史 続資料編二』 武蔵野市編 4,400 旧吉祥寺村の名主、河田家所蔵の史料のうち「御用留」関係史料を収めている。近世末期から明治初年にかけての吉祥寺村の村落生活を知るうえで貴重な史料である。
『武蔵野市史 続資料編三』 武蔵野市編 4,400 河田家文書のうち、「御用書留帳」を除く史料を幕政と村・土地と諸税・村政・戸口・農業経営・井之頭御林の6項目に分け網羅的に収録した。
『武蔵野市史 続資料編四』 武蔵野市編 4,400 旧関前村の井口家は、武蔵野開拓の中心となった世襲名主で、本書はその所蔵史料のうち村政・鷹場・助郷に関する史料を収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編五』 武蔵野市編 4,400 井口家文書のうち、関前村が開村して以来、幕末にいたるまでの租税=年貢関係資料を収録したもの。
『武蔵野市史 続資料編六』 武蔵野市編 4,400 井口家文書のうち、「土地」・「救恤」の2編を収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編七』 武蔵野市編 4,400 井口家文書のうち、「幕政と村」「寺社」「農業と商業」「幕末維新期」などを収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編八』 武蔵野市編 4,500 井口家文書のうち、「上水と用水」「貸借」などと井口家文書の最終巻として続資料編4~8巻の補遺及び総目録も収められている。
『武蔵野市史 続資料編九』 武蔵野市編 4,500 西久保・井野家文書、関前・秋本家文書、境・小林家文書、境・三井家文書、吉祥寺・安養寺文書を収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編十』 武蔵野市編 4,500 秋本家文書のうち「幕政と村」「土地」「年貢」「村況」に関するものを収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編十一』 武蔵野市編 4,500 秋本家文書のうち「村政」「戸口」「水利」「助郷」に関するものを収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編十二』 武蔵野市編 4,500 秋本家文書のうち「武蔵野の行政」「農業と諸営業」「甲武鉄道」「信仰」「教育」「家と個人」「廻状などの受取覚」に関するものを収めたもの。
『武蔵野市史 続資料編十三』 武蔵野市編 4,500 秋本家文書のうち明治期・大正期を中心とした近代のもので、「支配と村」「土地・建物」「租税」「水利」などに関するものを収めたもの。
『武蔵野市史 史料目録一』 武蔵野市編 500 一は井口家文書、二は河田、井野家文書、三は秋本家文書等武蔵野開発に尽力した旧家の古文書を体系的に分類整理し、目録としたもの。
『武蔵野市史 史料目録二』 武蔵野市編 750
『武蔵野市史 史料目録三』 武蔵野市編 3,500
『武蔵野市史 別編』 武蔵野市教育委員会編 400 各種地図多数を収め、その地図を通し、武蔵野市の歴史を綴ったもの。
『独歩 武蔵野』 (武蔵野市民版) 国木田独歩著
野田宇太郎編
500 独歩の名著「武蔵野」を永久に記念するため、日本郷土文芸叢書として制作したもの。
『武蔵野史』 藤原音松著 2,000 昭和23年にまとめられた市史で、その後に発行された「武蔵野市史」前身となるもの。
『子ども武蔵野市史』 井上 孝 500 原始・古代から現代までの武蔵野市の歴史を分かりやすく紹介。小学校高学年から中学生、市の歴史に初めてふれる方におすすめ。

『武蔵野市史』『子ども武蔵野市史』は開架書架で御覧になることができる他に、市内各図書館、市政資料コーナーにおいて、一般販売もしております。どうぞ活用ください。なお、料金前払いにて郵送も致します。中央図書館、郷土行政資料担当までご相談ください。